Epistra
2026/06/29

細胞培養を最適化するソフトウエア「CellTune Ver.2」を世界同時発売

エピストラ株式会社は、株式会社島津製作所と共同開発した培養最適化支援ソフトウェア「CellTune Ver.2」が、6月29日に国内外で発売されたことをお知らせします。本製品は、島津製作所製の液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS)による培養上清液の分析データを基に培地組成や培養環境などの最適な条件をAIが提案するソフトウエアのバージョンアップ版です。前バージョン(Ver.1)は日本国内のみのオンプレミス(自社サーバー保有)型の販売形態でしたが、新たにクラウドサービスおよびサブスクリプション(定額課金)型での提供も開始します。島津製作所および株式会社島津ダイアグノスティックス(東京都台東区、以下SDC)は、「CellTune Ver.2」で最適化した組成の培地の製造受託サービスも国内外で展開していきます。

細胞培養を用いる抗体医薬品や細胞医薬品の製造は、培養に時間がかかるうえ、培地が高額なため、大規模生産にはリスクが伴います。培養における重要なパラメータ(培養条件)は、アミノ酸やビタミンなどを含む培地の構成成分の濃度や培養環境の温度などが挙げられます。当社は島津製作所と培養条件の最適化ソリューションを共同開発し、培養上清液中の144成分を島津製作所製LC-MSおよび「LC/MS/MSメソッドパッケージ 細胞培養プロファイリング Ver.3」で分析したデータから培養結果に影響が大きいパラメータを抽出する「特徴量抽出モジュール」と、最適な条件を提案する「AI自動最適化モジュール」から成る「CellTune」を2024年9月に発売していました。

培養最適化支援ソフトウェア「CellTune Ver.2」画面イメージ
画面イメージ:培養最適化支援ソフトウェア「CellTune Ver.2」

CellTune新バージョンの特長

1. 最適化機能の強化と拡張

CellTune に搭載されている当社のAI最適化アルゴリズムEpistra Accelerate」を更新し、条件探索に必要となる実験数をVer.1から40%短縮しました。実験条件を制限するような複雑な最適化条件の探索も可能となりました。

2. 最適化の難易度を事前に予測

最適化の成功確率をシミュレーションにより事前に見積もる機能を実装しました。難易度が高く、失敗する確率が極めて高い計画を事前に見直せるため、無駄を省いた最適化実験を実施できます。

3. クラウド&サブスクで世界進出

従来のオンプレミス型で必要とされる、バックアップを含めたパソコンやネットワーク関連設備の保有が不要となり、導入のハードルを抑えました。研究開発計画に合わせた1~3年のサブスク利用も可能です。

CellTuneによる培養最適化の流れ
CellTuneによる培養最適化の流れ

製品概要・価格

製品名: 培養最適化支援ソフトウェア「CellTune」

希望販売価格(いずれも税込み)

  • お試しプラン 月額15万4000円
  • 1年プラン 299万2000円~
  • 2年プラン 594万円~
  • 3年プラン 814万円~
  • オンプレミス 660万円

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